Madrid 2007


26th September 〜 30th September 2007   /


少し遅めの夏休みをとり、スペイン・マドリッドに行ってきました。


::: 1日目 :::


空港に到着後、バスでマドリッド市内へ。

ホテルでチェックインを済ませ、すぐに街に出かけました。

とりあえずは、空腹を満たすために軽くお食事を摂り、街をブラブラ。


が、、、食事を摂ったばかりだというのに、素敵なBarを見かけ、たまらず寄り道。

ああ、最初から、Barで軽食(立ち食い!?)にすればよかったかも…。






お腹もはちきれそうになったところで、またお散歩に戻りました。

マドリッドの建物は、とてもカラフルで美しいのです。


この日は、カフェで休憩しつつ、ひたすら歩きました。

疲れきってホテルに戻った後は、熟睡。


::: 2日目 :::


カフェで朝食を摂った後、観光です。


まずは、王宮へ。

公開されているのはほんの一部ですが、それにしても豪華です。

写真撮影は不可だったため、お見せできないのが残念ですが、素晴らしいものを見せていただきました。






王宮を見学後は、お隣にある大聖堂へ。

ここもまた、ステンドクラスの色使いが印象的な、素敵な建物でした。






その後は、行く当てもなく住宅街をブラブラしました。

オレンジやレモンイエローなどのキレイな色使いの、おしゃれなフラットが多くてうっとり。


そして、昼食。

「美味しいシーフードとパエリアが食べたい。」と思い、ガイドブックで見かけたレストランへ。






普通に美味しかったのですが、私が求めていた感動の味ではありませんでした…。

ちょっと期待をしすぎたかな。


このパエリア、最初は大きなお鍋に入って、美しい姿でサーブされたのですよ。

お店の方が、「写真撮影しますか?」とおっしゃってくださったのを、Benflintが断ってしまいました。

“いかにも観光客”というのが、恥ずかしかったようです(笑)。


昼食後は、お買い物。

実は、今回のマドリッド旅行では、いろいろと買いたいものをリストアップしていました。

ところが、なかなか私の思い描いていたものが見つかりません。

歩いても歩いても、私の求めるようなお店はないのです。


喉ばかりが渇くので、何度もカフェやBarで休憩しつつ、お店を見てまわるけれど、ないったらない!

結局、ひとつだけ、雑貨を購入しただけで、疲れてホテルに戻りました。


ホテルで休憩後、また街に出てお食事をする予定だったのですが、なんだか面倒になってしまった私達。

代わりに、ホテルの付近をお散歩することにしました。


「そういえば、Real Madridのスタジアムが近いよね。」ということで、少し足を延ばしてみると…。

なんだか、やけに人が多い。

もしかして…。






じゃーん。ビンゴでした。


Real Madrid vs Real Betis


試合があったことにもびっくりでしたが、チケットが購入できたことにもびっくり。

Benflintは、もうウキウキ、興奮しまくりです。






Real Madridの素晴らしいプレーに、目が覚めました。

当たり前のことなのでしょうが、パスが本当に正確で、まったくスキがありません。

この試合を見られただけでも、Madridに来た甲斐があったかも、と大満足。

ちなみに、結果は、2−0で、Real Madridの勝利でした。


::: 3日目 :::


この日は、Madrid近郊の街、Toledoへ。

チケットを買って電車に乗って30分、の予定だったのですが、これは大きな誤算でした。


まず、チケットを買うために並ぶこと、約一時間。

「やっと電車に乗れる。」と喜んだのも束の間、次のToledo行きは、夕方までないのとこと(涙)。

満席でチケットがないのか、電車そのものがないのかはわかりませんが、とにかくないのです。


仕方がないので、時間はかかるけれど、バスに乗ることにしました。

こちらは、便がけっこう頻繁にあるようで、チケットもあっさり手に入りましたよ。


というわけで、午前中を無駄にしてしまいましたが、Toledoに到着。

あああ、なんて可愛い町なのでしょう!

さすが、世界遺産に登録されているだけあります。






道が細くて、まるで迷路みたい…。

方向音痴の私達には、ちょっとつらいけれど、この雰囲気がたまりません。


とりあえず、お腹を満たすために、レストランへ。

ここもガイドブックに載っていたレストランなのですが、がっかりなサービスでした。






メインには、Toledoの郷土料理ということで、山鶉の煮込み料理。

少し癖があるお味。一度食べたらもういいかなー、という感じです(笑)。

ウェイターのサービスが、とっても酷かったし、もう二度とここには行きません。


さて、気をとりなおして、Catedralへ。






どこかのツアーに便乗して、ガイドさんのお話を盗み聞き。

このCatedralは、本当に見る価値のある建物です。

ツアーが終わった後、Benflintと二人で、さらにゆっくりと見てまわりました。






そして、街をお散歩。

途中で、カフェでお茶をしたのですが、ここのウェイトレスのサービスもいまいちで、がっかり。

観光客が多すぎて、お店の人も嫌気がさしているのでしょうか…。






何度も言いますが、この町は本当に可愛いです。

ブラブラと建物を眺めながら歩いているだけでも、楽しめます。


そうそう、とても素敵なアンティークのお店もありましたよ。

残念ながら、今回はお買い物はできませんでしたが、車で来ていたら、絶対にいろいろと買っていたはず。

ひとつだけ心残りだったのが、可愛いタイルをしばらく迷った挙句、買わなかったこと。

少し重いけれど、頑張れば、持って帰れたはず。ああ、悔やまれます。


そうこうしているうちに、夜のバスの時間がやって来て、後ろ髪を引かれつつ、この町を後にしました。


::: 4〜5日目 :::


「せっかくだから、闘牛場を見学して帰ろう。」ということで、De Las Ventasへ。

闘牛は、日曜日ごとに行われているということだったので、今回は見ることはないと思っていたのですが…。


窓口で聞いてみると、なんとこの日も行われるということで、思いがけず、闘牛のチケットを購入することに。

闘牛を見ることになるとは思っていなかったので、少しドキドキ。


とりあえず、闘牛までには、まだまだ時間があったため、お買い物に出かけました。

Benflintは服を購入しましたが、私は特に魅かれるものもなかったので、何も買わず。

その後、デパートの地下にあるスーパーに寄り、食材をいろいろと買い込みました。






お昼は、Barで。

レストランよりBarで食べたほうが、安くて美味しいものがいただけたような気がします。

私達のレストランの選択が悪かっただけなのかもしれませんけどね。


そして、夕方になり、いよいよ闘牛です。

闘牛に関しては賛否両論あると思いますが、私は今回、実際に見てみて、闘牛に対する見方が変わりました。






もちろん、見るに耐えない場面もあるわけですが、すべては闘牛士・マタドールの闘技次第。

私は、あくまで闘牛をスペインの伝統文化として考えています。


写真のマタドールは、Antonio Nazare。

彼は、今回、素晴らしい闘技を見せてくれました。






彼の闘技が終わった後は、観客は総立ちし、白いハンカチを振っていました。

私も、彼の闘技を見ることがなければ、おそらく闘牛の魅力を理解することはできなかったかな、と思います。


Benflintは、いや、本当は私も、まだ少し闘牛に対して、残酷というイメージを拭いきれないではいるのですが、良い経験になりました。


マドリッド滞在最後の夜は、マヨール広場にあるレストランでお食事。

でも、ここは、まさに観光客向けのレストランでした。うーん、なんだかぼったくられた感じ。

やっぱり、マドリッドでは、Barで美味しいものを食べるのが一番かな…。






いろいろあったのですが、結果的には、とても楽しい旅になりました。

どうもありがとう。